立憲民主党は14日、来年夏の参院選に向けて総合選挙対策本部(本部長・野田佳彦代表)を立ち上げた。次なる決戦でも勝利し、衆院に続き参院でも自公を過半数割れに追い込みたい考えだ。ただ、勝敗のカギを握る全国32の「1人区」での野党候補の一本化は難航しそうだ。
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野田氏は、この日開かれた対策本部の初会合に出席し、「参院選はとても重要だ。大きく躍進しなければならない」と強調した。本部長代行には小沢一郎衆院議員を起用。新たに「政治塾」を始め、候補者の発掘を急ぐ方針も示した。
参院は3年ごとに半数(124議席)が改選される。自公の過半数割れには、来年夏の参院選で野党などは124議席の6割を得る必要がある。勝敗のカギとなるのは、当選者が1人だけの「1人区」での対決。野田氏は「(立憲は)まだまだ力不足」と認めつつ、「1人区で(野党が)協力しあえれば、劇的な変化を起こせる」と訴える。
衆院選の比例票を1人区に当てはめると…
投票行動は必ずしも一致しな…